5月に始まった、かもめ島マリンピング~海と日本PROJECT~と江差高校1年生「南檜山学」との連携プロジェクト、当初予定していた進め方だと「良い意味で」授業時間が足りない部分が生じたと感じたため、急きょですが本日追加の授業時間を設けていただきました。
「グッド・アイデア」が多数生まれたため、年間授業構成を修正
当初は、
①マリンピングと島の海の魅力レクチャー&体験のアイデアアンケート ←5月に終了
②かもめ島の下見&最適な体験プログラム案の絞り込み(二学期)
③みんなで体験プログラム作り(三学期)
という流れで、考えていました。
正直①を終えた段階で、今手元にあるような豊富な「体験のアイデア」のような成果物が生まれるとは思ってもいなかったのです。まだまだエンジンがかかりきっておらず時間の限られたなかで考えてもらう1回目だったため、数パターンの似通ったアイデアに留まるのではないか、と簡単に考えていたのがダメでしたね。大きな反省です。
ただ、本当に前回アンケートの内容には感動しました。
「江差高校生がスポットを教える写真ツアーなんてどうですか?」
「浜を汚されてはイヤなので、釣りなどの海洋体験とマナー教室を一緒にやったら?」
「自分がビーチクリーンした浜で、ビーチスポーツをやってもらうのは?」
などなど、私たちにはひねり出せない、素晴らしいアイデアがたくさん。
これらの中から先生方のお力も借り、泣く泣く3つの候補案に絞り込みましたが、それ以上はもったいなさ過ぎて絞り込めません。
そこで、2回目以降の授業構成を思い切って変えることに。
次回、現地で「プレゼン合戦」を展開するための準備を!
現在、最終候補に残っている3つの候補は以下の通り。
■シーグラスや貝殻などの漂着物集めとクラフト体験で海を学ぶ
■専用マップを用意して生き物探しガイドツアー
■かもめ島 追分ガイドウォークと歌詞現代語翻訳&歌唱体験
どうですか?選べないでしょ?
じゃあ、ひとクラスをさらに三班に分けて各案を分担してもらい、A/Bクラスそれぞれの考えた「ルート」「体験」「学び」を互いに出しあってもらったら面白いのでは?
↑この準備のため、本日3時間目に急きょ、江差高校を訪問。担当する体験の大まかな構成について、10名程度の班でグループ会議を行ってもらい仕上げてもらいました。さすが、高校生。取り組み姿勢がしっかりしていて、みんなで意見を出しあい、うまく議論を進められていました。
この「大まかな構成」は、私たちのほうで「体験プログラム企画素案」として、簡単な手入れをさせてもらい、近々お渡しする予定です。
そして二学期、いざ「現地シミュレーション&プレゼン合戦」へ!
これはすごいことになるぞ、学校連携!
今後の修正年間授業構成はコチラ。
②かもめ島でシミュレーションを兼ねたプレゼン合戦!(二学期)
③完成お披露目会!(三学期)
もちろん、完成した体験プログラムは来年度以降、実際の修学旅行生などに提供していこうと思っています。体験観光の商談会や、修学旅行候補地の現地視察会など、積極的に参加・受入をしていくつもりです!
②の実施が今からとても楽しみです。
A・Bクラスの同じ案を受け持つ班同士が互いのプログラムの順路や体験内容、そこでの学びなどを、実際の現地を回りながらプレゼン。聞いている側は最後に感想や「良かった点」「足りなかった点」を相手チームにぶつけます。これを2回繰り返して、互いの良い部分をMIXさせれば、よりよいものになるはずです。同時に「シミュレーション」も兼ねているので、「あそこを歩くのは危ないよね?」「1クラス程度の大人数にどう対応するの?」「ライフジャケットを着せたら?」などの、危険や修正箇所も見いだせるはずです。
生徒さんたちが、より深く参加してくれる形に改良された年間の取り組み体系。
期待以上の意見やアクションを示してくれる江差高校1年生の皆さんと、絶対にいいものを作って見せます!