
2026年7月28~29日の1泊2日、町内の小学生たち6名が思いっきり遊んで学んだ記録です。
1日目
■開村式・「海のそなえ」安全講習
鴎島灯台に特別に許可されたキャンプ村に集合、自己紹介タイムです。
その後、これから海へ向かうのに備えて江差海上保安署員さん及び日本海難防止協会さんに安全講習を行ってもらいました。
かもめ島マリンピングでは海遊びの際にライフジャケットを着用してもらう「ライジャケ運動」を実施中。
みんなしっかり理解してくれました。
■海の環境パトロール
ガサガサ・釣り・SUPで生き物採取を開始。海藻や海水サンプル採取なども実施しました。
集めた生き物は水槽に集めて、撮影班はGO-PROでの海中撮影にも挑戦!
種の分類にはデジタル顕微鏡・スマホアプリ・辞典などを駆使。
成果として13種の捕獲に成功(アマモ・アオサ・ヨレモク・アメフラシ・イトマキヒトデ・イソガニ・ヒライソガニ・ホンヤドカリ・イソスジエビ・ドロメ・クサフグ・アカオビシマハゼ・コクワガタ)しました。
結果として…
①豊かな海のバロメーターになる「アマモ」の生育を複数地点で確認
②海中の漂流ゴミが少ない
③小魚が隠れられる藻場や岩場が豊富
という事実から「島の湾内は健康」という結論を導き出してくれました。










■灯台守のお仕事体験
こども灯台守(とうだいもり)体験をサポートすべく、函館海上保安部交通課のみなさんがキャンプ村に到着。
一緒に手動で灯台を起動させ、点検野帳片手に灯台外部・内部、くまなく調べて回りました。
①建物の目視点検
②機器の点検(交流電源電圧・インバーター電圧・バッテリー電圧)
③光の点検(光り方・灯器寿命)
かつて海の安全をつかさどっていた灯台守という公務員のお仕事、みんなにはどう映ったでしょうか?



■ワクワク・ナイトタイム♪
もちろんキャンプなんですから、お目当てはこの時間ですよね?
海鮮BBQ、焚火マシュマロ、ボンファイヤートークにナイトウォーク、思いつくものはすべてやってあげました。
とくに灯台への動画プロジェクションはキッズたちにもとても好評でした♪
キッズキャンプではいつも寝付かない子たちに悪戦苦闘するのですが、10時の歯磨き・就寝後にはみんなテントでぐっすりだったようです。






2日目
■起床点検・朝食・テント撤収
日の出ごろ、クルーより早く起きて仁王立ちで海を見つめる子たちがちらほら。
興奮でいつもよりかなり早起きですね。
皆で朝ご飯を作って食べ、テントを撤収したあとに少し時間ができたので凧あげにも挑戦してみました。
早起きするといいコトあるでしょ?



■開陽丸講座
江差っ子なら必ず触れてもらいたい、貴重な財産。
幕末の軍艦「開陽」について日夜調査を重ねている小峰学芸員から、水中考古学についての特別講座を開いてもらいました。
かつて引き揚げに沸いた江差。
そして、いつも見ている町の海底で続くロマン。
海を通して、世界とのつながりを感じる貴重な経験。
実は、当イベントでいちばん子どもたちに提供してあげたかったセクションなのです。
お友達にも話してあげてね。




■オリジナル灯台クラフト~閉村式
夏休みに開催された当イベント。工作として灯塔が光るオリジナル灯台のペーパークラフトを作成、成果品として持ち帰ってもらいました。
2日間の各工程をクリアするごとに缶バッジが贈呈され、これで晴れて6人は立派な「子ども灯台守」です。
イベントが終了して親御さんが迎えに来ても、名残惜しそうにビーチに残るキッズたちでした。
終わりに
日頃灯台を見ていてその目的はなんとなくわかっていても、実施に身近に触れてみないとわからないことがたくさんありましたね。江差の海とかもめ島のランドマーク「鴎島灯台」。ここでの活動を通じ、海と島に親しんでもらうことが私たちの目的でした。
いまは学校行事でキャンプや林間学習などの自然体験の機会が少ない時代です。
自然から遠ざけられ、生きる力を身につけられる場が減っているような気がしています。
ですから、屋外活動でしか得られない青少年の健全育成の方法として、今後もキッズキャンプを継続していきたいと考えています。
イベント後も海の家や海水浴場に来てくれた子どもたち。
きっと、ささやかな目的は果たせたはずです。

