No Wo/Man Is an Island.~なんぴとも孤島にあらず
誰しもたった一人で生きているわけではない。
鴎島から再び動きはじめた、「幻の作品」
≪Island Eye Island Ear≫(略称:IEIE)は、1974年にデーヴィッド・チュードア、中谷芙二子、ジャクリーン・マティス・モニエらが構想し、長期にわたって取り組んだものの実現には至らなかった、孤島を丸ごと楽器化するという壮大なスケールのコンサート計画です。
2022年よりSIAFラボが、北海道におけるこの幻の作品の実演に向けて取り組んできました。
世界中の無数の島の中から、この構想の予行演習地として選ばれたのが「鴎島」。構想当初の舞台であったスウェーデン「クナーヴェルシェア島」から「鴎島」へ。
≪Island Eye Island Ear≫は、再び動き出しました。
Photo by MOMMA Yusuke
札幌国際芸術祭2024でVR作品として公開
パラメトリック・スピーカーによるサウンドビーム&記録映像によって構成されたVR作品展示「Virtual IEIE」は、2024年2月17日に北海道大学工学研究院VRシアターにて展示。
続くグランドホテル形式の特別シンポジウム「Virtual Grand Hotel」。
Photo by MOMMA Yusuke
IEIEは次なるフェーズへ
SIAFラボを始めとしたSide Effects 2022-2024 プロジェクトメンバーの力により日本でのフェーズを無事終え、いったん終了。
バトンは次なる地、ノルウェーのチームに引き継がれます。
一つの作品のため、世界中の島を舞台に、多くの人びとが歴史を紡いでゆく。
なんぴとも孤島にあらず。
ほんの少しですが、お手伝いができ幸せです。
計画の実現を心よりお祈りしています。