「ニシンの繁栄が息づく」島の総合ガイド。
平成29年4月28日、江差町が申請していた「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」というタイトルのストーリーが、「日本遺産」に北海道で初認定されました。江差が大切にしているこの歴史・文化的財産を、かもめ島散策でガイドするコースです。後半では幕末期の旧幕府軍軍艦を再現した「開陽丸記念館」へもセット入館可能。江差町の海底に今も沈む本船から引き揚げられた33,000点の遺留品は町指定有形文化財に指定されており、そのうちの3,000点が展示されています。
【実施期間】
2024年4月27日(土)~10月27日(日)
【申込方法】
3日前までに電話で予約
かもめ島マリンピング運営事務局 ☎0139-56-1144
<電話受付時間:土日祝祭日のぞく平日9:00~17:00の間>
【体験料金】
1名90分¥3,000(2名~10名程度まで)
【開始時間】
10:00~14:00の間
【受付場所】
かもめ島センターハウス受付”当面の間、開陽丸青少年センター受付”
【実施場所】
受付→かもめ島北半島と散策道・海上遊歩道→開陽丸記念館へ
【特記事項】
専属ガイドクルーが同行します。
歩きやすい服装でお越しください。
開陽丸記念館チケットはこちらで準備しています。
※入館料も含まれていますので、体験時間経過後もゆっくりご観覧ください
「日本遺産」と江差町の認定ストーリー
「日本遺産」とは、文化庁が認定する「地域の歴史的魅力や特色を通じて日本の文化・伝統を語るストーリー」です。単一の有形・無形文化財を認定するものではなく、複数の認定文化財群から構成される「日本が誇れる地域の歴史的魅力と、文化・伝統を語るストーリー」というかたちで認定されます。
江差の認定ストーリーのタイトルは「江差の五月は江戸にもない-ニシンの繁栄が息づく町-」。日本遺産としては北海道第一号となります。
江戸時代前期、ニシンがやってきたことにより「江差の五月は江戸にもない」と評されるほどの繁栄を誇った江差。
北前船交易によってもたらされる文化の展開と伝承。
小さな港町とは思えないほど多様な文化・芸能、伝説や民話、歴史的景観に溢れたこの町の繁栄の歴史が「物語」として、26構成遺産群とともに認定されています。
ガイド内容
かもめ島の大きな北半島とその周辺を中心に、下記の構成テーマを一部歴史資料などを交えながら専属クルーがガイド。江差の日本遺産認定ストーリーを知っていただくのはもちろんのこと、ネイチャーガイドや昔話・地域の話題などをはさみながらの、楽しい島探検を提供いたしします。
合わせて北海道遺産についてもご紹介。「五稜郭と箱館戦争の遺構」を構成する「開陽丸記念館」にも入館可能で、その歴史と日本初の水中考古学に触れることもできます。
主な構成テーマ
■民謡の王様「江差追分」と、そのルーツ■
■民話「折居伝説」と、祭りに彩られるまち■
■島で見られる構成文化財や、触れられる逸話■
など